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2019.12.06

あなたにとって良いデザインとは? Designship 2019 参加レポート

11月23日・24日に開催された日本最大級のデザインカンファレンス Designship。2度目の開催となった今回は、会場もコンテンツも大幅にスケールアップ。2日間多くの参加者が訪れ、業界の壁を超えて「デザイン」への思いとナレッジが共有されました。

 

フォーデジットは2018年に引き続き、シルバースポンサーとして参加。このレポートでは、私達が登壇したライトニングトーク・パネルディスカッションの様子と、ブースに集まった「良いデザイン」への多様な視座をお届けします。

業界も、時代も、経験値も越えて

私達フォーデジットは「デジタル」のデザインに取り組んでいますが、デザイナーの活動領域は非常に多岐に渡ります。グラフィック、プロダクト、ファッション、建築など、その業界は様々。「デザイン」の知識や経験は、業界を越えて共有できるものが多いにも関わらず、それぞれの業界内で閉じてしまっているのが現状です。

 

そんなあらゆる領域のデザイナー達が、業界を越えて一同に会し、学び合い、鼓舞し合うことで、日本のデザイン業界発展に寄与する。Designshipの志すコンセプトに、フォーデジットは共感しています。

 

今年のDesignshipのテーマは、「物語の力で『デザイン』の壁を越える」。様々な業界のデザイナー、それぞれの視座からの「物語」を聞き、交流出来るイベントに設計されていました。スポンサーとして参加させて頂きながら、私達もとても刺激を受けました。

まずは自分達からナレッジを開く

フォーデジットからは、COOの田口が「デジタル領域におけるデザインの課題解決」について、ライトニングトーク登壇させて頂きました。

 

私達が携わる「デジタルデザイン」の領域では、デジタルテクノロジーと人を繋ぐことが「デザイン」の役割です。生活に馴染むこと、使いやすさ、見た目の美しさ、実装する技術、プロジェクトの進め方、ビジネスとの接続など、多岐に渡るエッセンスが「デザイン」に交わっています。

ユーザーを取り巻く環境はますます複雑化し、施策ベースでプロジェクトが進行するケースも見られます。しかし本来はユーザーの価値を中心に置き、それをどう実現するか、という視点で「HOW」が検討されるべきです。ビジネスや技術の知識ももちろん必要な要素ですが、「何よりもユーザーを理解し、寄り添う視点がデザイナーに求められています」と投げかけました。

 

 

またシニアディレクターの西本が、コラボセッション「新時代のクライアントワーク」に登壇させて頂きました。

ご一緒したのは、FJORDの岡崎 耕太さん、A.C.O.の川北 奈津さん、Goodpatchの北村 篤志さん。各々スタイルは違えど、いずれもデザインコンサルティングパートナーとして、クライアントに伴走する役割を担っています。

 

これまでデザインの現場で「受託」と呼ばれたプロジェクトが、クライアントとの「共創」へ変化していく中、デザイナーにはどんな役割が求められているのか。クライアントへの向き合い方の変遷、デザイナーに求められるマインドセット等をお話ししました。

それぞれの「良いデザイン」

またフォーデジットのブースでは、「あなたにとって『良いデザイン』とは?」というテーマで皆さんの考えを寄せて頂きました。当日は多くの方にご参加頂き、ありがとうございました。

日々取り組んでいる「デザイン」の領域や働いている業界、制作している物などによって、デザイナーが大切にしていることは千差万別。実に多様な視座が集まりました。

 

体験やインターフェース、プロダクトなど、人の行動に働きかける領域のデザイナーからは、「わかりやすさ」「優しさ」「ユーザー」といったワードが多く見られました。「技術」や「設計」といった、デザインの裏側に触れるワードも特徴的です。

グラフィックや広告など、人の心に働きかけるデザインに取り組む方からは、「思い出」「心」「興味」といったワードが多く寄せられました。「幸せ」や「愛」を大事にしているという方も。

普段は異なる領域で「デザイン」に向き合うデザイナーの皆さん。大切にしていることもそれぞれ異なりますが、パネルを眺めながら「すごく共感」「全部納得できる」と仰っていたのが印象的でした。

お立ち寄り頂いた皆様が、様々な視点から改めて「良いデザイン」を見つめ、それぞれの場所から「デザインの壁を越える」きっかけになれていたら幸いです。

Designshipというイベントを通じて、業界は違えどデザインに向き合う姿勢は皆同じだと感じることが出来、とても心強く、同時に刺激を受けました。
フォーデジットはこれからも「リーダーシップ」ならぬ「デザインシップ」を発揮し、デザイン業界の発展に貢献できるよう、日々真摯に努めていきます。

 

改めてご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

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