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2025.10.01
タイのアサンプション大学と協働に関する覚書を締結 – 実践的なサービスデザイン教育プログラムを提供 –

フォーデジットは、2025年9月30日にタイの私立大学であるアサンプション大学と協働に関する覚書(MOU)を締結し、同日に調印式を行いました。今回のMOUは、学習と実務トレーニングを融合し、学んだ理論を実践しながらスキルを高める機会を創出すること、大学と民間企業の知識交流や連携を強化することを目的としています。これにより、フォーデジットは実践的なサービスデザイン教育プログラムを授業として提供していきます。
調印式は学部長によるビジョン共有のスピーチ、フォーデジットによる協力体制と今後の展望についてのスピーチを含む2時間の行程で、教授を中心とした約40名が参加しました。


フォーデジットは、アジア圏を中心とした海外展開と国内外のサービスデザインの経験と実績を基盤に、サービスデザインの価値を提供できる人材育成に取り組んでいます。
その一環として、タイにおける実践的なサービスデザイン人材の育成を目指すワークショップを主体とする短期講座を開発し、教育プログラムとして提供しています。
2024年12月から提供開始し、タイの国立大学であるキングモンクット工科大学トンブリ校や泰日工業大学でプログラムを実施しています。これまで合計77名の学生が参加、一部大学ではプログラムが単位として認定されています。今回のアサンプション大学との合意はこれらに続く取り組みで、初回のプログラムは2025年12月に実施予定です。今後、プログラムを提供するタイの大学の拡大と、企業向けの研修としての展開も予定しています。
タイ・バンコクにおけるフォーデジットの教育活動
タイを含む東南アジアではデジタル経済が急速に成長し、実践的なデザイン経験を持つ人材が不足しており、教育においても同様のことが課題となっています。デザイン分野では幅広いフィールドを取り扱うことやビジネスと技術の統合が求められますが、実践的なスキルを十分に身につける機会が不足しています。そのため企業は優秀な人材を探すのに苦労しており、採用後の育成コストが高くなっています。
こういった海外現地採用の課題と、産業におけるソリューションとしてのデザインを発展促進したいという想いから、タイの大学と提携しフォーデジットで積み上げてきたノウハウを人材育成に活かそうと考えました。
フォーデジットは、日本および東南アジアを中心に、サービスデザイン、ブランディング、顧客体験デザイン、継続的な改善支援を提供しており、企業向けのトレーニングも実施しています。また、沖縄では、地域の就労課題解決とデジタルデザイン領域での人材育成を組み合わせたプロジェクトも行っています。
これらの経験を活かし、デザインの教育分野へ積極的に取り組むことで、タイにおける組織の発展加速と企業側の育成コスト削減の実現に貢献していきます。
団体概要
アサンプション大学 Assumption University
タイで教育活動に携わってきた聖ガブリエル修道会によって運営されているキリスト教系の私立大学です。すべての講義を英語で行うことでも知られています。
所在地:88 Moo 8, Bang Na–Trad Road Km. 26,Bangsaothong District, Samut Prakan 10570, THAILAND
URL :https://www.au.edu/
設立 :1990年(前身のアサンプションビジネススクールは1969年設立)











